12月読了本達
12月読了本達
ワンパンマン5巻
- 作者: 村田雄介,ONE
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2013/12/04
- メディア: コミック
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恒例の一発で倒す漫画でございます。
深海王との対決を終えてB級ヒーロー昇格。
「本当のヒーロー」とは何か?
(ここでの問いが”正義”とは?
にならないトコがポイントですが)
ある意味での「日本的美学」をも感じさせる
ヒーロー像が描かれている訳です。
哲学といってもよいかもしれません。
ただ”強い”だけではない。
目立つヒーロー、アメコミ型ヒーロー達は
その能力故の「社会との軋轢」やら「自意識」の
問題にさいなまれる傾向があるようですが、
本作の問題設定は若干異なる所に設定されて
いる所が楽しく、新しい点ですな・・・。
もちろん、従来のヒーローも(変態含む)
描かれているので、それはそれで。
次も期待大。 週間ジャンプやヤングジャンプ
等で描かれた警察署襲撃ネタとか猫探しネタも
それなりに楽しかったですけどね・・・。
フブキ&タツマキネタはあるんだろうか・・・?
ワタシの川原泉 2巻
川原泉傑作集 ワタシの川原泉II (花とゆめCOMICSスペシャル)
- 作者: 川原泉
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2013/12/05
- メディア: コミック
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少女漫画も読んでいた幼年期のワタクシにとって
「川原泉」は、なかなか「複雑な感情」を刺激する作家
だった事は否定できません。
単純な「恋愛が上手くいってよかったね」という
王道モノではあるのですが、その主人公の不幸の
バリエーションが規格に入っていない感覚。
なんとなく世間とのギャップがある、とか
恋愛に乗り遅れ感がある、とか色々。
割とご飯とかオヤツ食べるなどの描写が多いし、
老人描写等のそこら辺も含めて
「ちょっと違う作家」の印象が残る作家だったのです。
本作のワタクシ的な肝部分は
「架空の森」とか再読できてよかったわぁ・・・。
「あー・・・コレ読んだ読んだ・・・。」という
オチを理解していても年齢を重ねたことによる
こちらの”引き出しの多さ”が泣きにつながるという・・・
「ヴァンデエミール・葡萄月の反動」は王道、
かつ。ツボが押されて困る・・・。
作者1983年デビューという事で、
アラフォーのワタクシにドンピシャ。余計に
ヒットしちゃったのかなぁ・・・?
ぜつりん!4巻
- 作者: 友吉
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2013/11/29
- メディア: コミック
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「ラッキースケベ」が連発体質の主人公が
世界を救う・という、まぁバカ話です。
エロの「ジャンプ解釈」という・・・。
「次に会う敵が強くなる>エロ方面で」
主人公の究極変身技が”戦艦ヤマト”的な波動砲チック攻撃、
という点もフロイト的解釈が刺激される一冊。
バカ漫画、と切るのは簡単ですが
掘ってみると意外と深い所にたどり着くかも
しれません・・・よ。
ちっ恋! 1・2巻
- 作者: くまき絵里
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2013/08/30
- メディア: コミック
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- 作者: くまき絵里
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2013/11/29
- メディア: コミック
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背が高い事に悩む主人公中学女子、好きになったのは
学年一身長の低いバスケ部男子だった・・・
というラブコメです。
「富士山さんは思春期」と話は被りますが、
- 作者: オジロマコト
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2013/05/28
- メディア: コミック
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「方向性がまったく違う」為に
同じネタでも仕上がりは全然別。
「当たり前じゃねーか!」とワタクシに
ツッコむのは構いませんが、この「富士山さん」は
いかにもな男子目線・・・。エロスを逃すまいと
丁寧に描き込む業の深さといったら・・・。
「これが男子向けの読者サービスって奴か!!」
「”この漫画がスゴい”○位、ってこういう事か!」
男であることの”罪の深さ”を意識させられました。
まぁ、かたや小学生女子が読む漫画であり、もう一冊は
青年誌連載である、という事を差し引いても感じる
違和感といったら無い。
例えていいますと、「秋葉ブログ」を見た後に
「HONZ」訪れるようなものです。
PとJK 1・2巻
- 作者: 三次マキ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2013/04/12
- メディア: コミック
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- 作者: 三次マキ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2013/07/12
- メディア: コミック
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お話です。一巻終了時点で「結婚決定!」の驚異の
フラグ立てっぷりに「最近の漫画は展開が早い!」と
驚かされます・・・。 まぁ「16歳から見た22歳は
かなり大人に見えるんだろうなぁ・・・」という価値観ギャップを描く本作、
「同校生に恋」する作品が多い中(学生なんだから当たり前か)
ちょっと毛色の変化が感じられますな。
2巻ではPの過去ネタも振られつつ、
3巻へ引っ張る・・・まぁワタクシ視点は完全にP上司の
山本さん視点。見守るオッサンです完全に。
もう絶対にJKと何かって無理だな・・・。子供すぎる・・・。
子どもはなぜ勉強しなくちゃいけないの?
- 作者: おおたとしまさ
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2013/06/20
- メディア: 単行本
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各界の著名人に「何故勉強するの?」という根拠を
聞いてみようという趣旨の本作。
ある意味で親の「子供に対する哲学のなさ」が伺えますが、
そんな疑問は忘れてしまった、という親が多いのでしょうか・・・?
(自分も思ってた疑問には答えられるようになっていて欲しいなぁ・・・)
本作は子どもに読ませるパートと大人が読める様に作っている
(難しい表現だな)な”二部構成”が新しい作り方です。
養老孟司・茂木健一郎・藤原和博・福岡伸一・
板東眞理子・瀬戸内寂聴・内田樹・荒俣宏と
硬軟あわせた方々に聞いてみた結論とは・・・?
まぁ一読してみてはいかがでしょうか。と。
結論は考えてみては?というパターンあり、
人類の歴史からときほぐしてみたり、
学校使いこなしのノウハウから逆算してみたり・・・
「なるほどー」が詰まっており、子どもに「どうして?」と聞かれた時に
「こんな疑問も答えられないのか」と
クールな反応をされずにすむかもしれませんよ。
ブラックジャック創作秘話4
ブラック・ジャック創作秘話~手?治虫の仕事場から~4 (少年チャンピオン・コミックス・エクストラ)
- 作者: 宮崎克(原作):吉本浩二(漫画)
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 2013/09/06
- メディア: コミック
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いろんな関係者のインタビューから巨大な宇宙、
「手塚治虫」を掘り起こす労作第4巻。
漫画は吉本浩二、漫画アクションで
「バイクで初恋の人に会いに行く」実録漫画を
執筆したあの方と原作・宮崎克(ゴメン、調べてないや)
原作者の調べる労力たるや「大変だな、」といつも
思わせられる本作も4巻ですか・・・。
「事実にもとづいて構成されたフィクション」な訳ですが、
「誠から出る嘘」というか不思議な話。
なにより「編集」やら「印刷所」の人がこんなに
出てくるマンガはかつてないだろうな・・・と
思わせられつつ人間・治虫の顔が伺えて楽しい・・・。
(実際大変だっただろうけど)
とにかくいつでも「締め切り」に追われてる手塚。
仕事人間もここまでくると幸せかも。
共感クリエーション
- 作者: 電通レイザーフィッシュ,得丸英俊,清水常平,井戸隆雄,高柳裕行
- 出版社/メーカー: ワークスコーポレーション
- 発売日: 2013/09/04
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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私の共感はわきおこせなかったって事で。
理屈や理念は正しく、間違えてはいないけれども
本として読むのはちょっと堅すぎ。つーか面倒くさい。
なんか報告書読んでるみたい。
エンタメ要素フルカット!な印象で残念。
ネタとしては悪くないけども・・・。
2014年の論点100
- 作者: 文藝春秋・編
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2013/11/15
- メディア: Kindle版
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「何が問題になってるの?」位に適当に手に取ったのですが
”一つの設問に両論併記で論点2つにしている所”
もあり、率直な印象では「コレって水増し?」と思わなくもない点も。
*1
あー・・・抜き書きするだけでも面倒な・・・。
文春的には「コレが問題」という文春史観であり、
皆様にとっての問題は別な所に存在する、でしょうが・・・。
一年を俯瞰するには良い本かもしれません。
個人的には児童ポルノ法案改定?のニュースが
一番気になっておりますが・・・。
(文中では一切触れてませんが)
12月28日段階で11冊か・・・年々減る読書量。
これが大人になるという事ですな。時間がねぇ・・・
あ、あとは「明けましたおめでとう。」です。
1月3日におやき食べながら更新中。
皆様”お出かけ”で時間が空いたので・・・。
生きてるだけで全て良し!で今年も乗り切ろうと画策中です。
*1:
目次から拾いますと
1・消費増税と国内経済×6
TPP関連 ×3
著作権延長問題 ×2
シェールガス革命 ×2
リニア着工 ×1
2014期待の新産業×6
(3Dプリンタ・グーグルグラスとは?
・エコカー・電子出版・ビッグデータ
・イプシロンロケット)
一部日本とは関係ない解説が混じっているのがご愛敬か
東京五輪 ×1
2・国内政治(右傾問題) ×6
安倍政権女性人事 ×1
国会「ねじれ」解消問題×2
自民圧勝の政党危機 ×3
憲法改正論争 ×2
東アジア問題と日本NSC ×1
日米関係新時代 ×1
普天間移転問題 ×2
3・皇室の変化 ×2
4・海外情勢韓国反日ネタ ×2
(韓国非難系で対立軸無し)
北朝鮮・核&経済 ×1
中国リスク ×3
中東混迷エジプト・イラン×2
新生バチカン ×1
5・スポーツ ソチ五輪 ×1
東京五輪(翼賛ネタ) ×2
野球×2・ゴルフ×1柔道×1
サッカー ×1
6・「3・11」以降
風化×2 原発再可動 ×2
(汚染水問題はデータ項目で処理)
7・社会
失われた「野心」 ×2
氾濫する老人の「性」 ×2
少子高齢化対策 ×3
揺らぐ労働環境 ×2
外国人労働者 ×1
年金破綻?問題 ×1
8・生活
危険な中国食品 ×2
鰻・鯨・鹿 各×1 (計3)
9・教育
体罰否定肯定 ×2
お受験・タブレット教育
ロースクール崩壊・国際教養大学
統計学・教育再生は家庭から
各1(計6)
10・医療・科学
DNA鑑定乳房切除×2
過剰医療×2
出生前診断×1
異常気象・首都水没 各×1
11・文化・芸能 半沢直樹42%
あまちゃん・宝塚100年
歌舞伎・ポスト宮崎駿・
古書店・ 富士山世界遺産登録
各×1(計7)